お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
今回はわかりやすい、塩の温泉です。
わかりやすい言い方は食塩泉ですが、塩化物泉ともいいます。
日本では全体の27%ほどをしめ、単純泉のつぎに多い泉質です。
食塩泉の効果はなんといっても保温
湯冷めしにくく保温効果が高いので、「熱の湯」「温まりの湯」といわれています。
塩分濃度が高いほど、身体の深部温度が上昇して、出浴後の保温効果も強くなります。
食塩泉には意外な効能もあり
汗の蒸発を防ぐので、皮膚の乾燥症にも効き目があります。
冬の寒い時などは、保温と保湿をしてくれてうれしいですね。
殺菌効果があるので、切り傷などにもよく「傷の湯」ともいわれています。
さらに、心身をリラックスさせる副交感神経が優位になる傾向がありますので、うつ状態にもイイのです。
他の泉質とくらべて、作用がおだやかなので、湯あたりや副作用なども少なく、また出たとしても症状が軽くてすみます。
年配者や病気回復期の方にもおススメしやすい泉質です。
飲んでも胃炎や便秘に効果がありますが、腎臓病・高血圧症・むくみがある時は、飲まないようにしましょう。
さらに甲状腺機能亢進症の時には、ヨウ素をふくむ温泉は飲まないよう気をつけましょう。
食塩泉で一番塩分の濃い温泉はどこ?
兵庫県の有馬温泉です。
有馬温泉は、炭酸泉やろ?
すごい!おぼえてくれてたんだ~💕
そうです!たしかに二酸化炭素泉(炭酸泉)のところで紹介しましたね(⌒∇⌒)
有馬温泉は、なんと!3種類の温泉が湧きだしているんです。
炭酸泉と放射能泉(ラジウム泉)と鉄分塩分の濃い温泉の3種です。
炭酸泉とラジウム泉は、無色透明なので「銀泉」と呼ばれ、鉄分塩分の濃い温泉は、空気にふれると鉄分が赤く変色するので、「金泉」と呼ばれています。
この「金泉」の塩分が日本一濃いのです。
見た目は茶色いお湯で、浴槽の底が見えません。
ちょっとヘビーな温泉ですが、入ってみる価値はありますよ。
⇩ ⇩ こんな感じ~ ⇩ ⇩