お元気ですか? 苺です!
苺(いちご)と書いて苺(まい)と読みます。
足の悩みって誰に相談したらイイの?
足の悩みっていろいろあるよね
- 靴(くつ)があわない
- 偏平足・開帳足
- 外反母趾・内反小趾
- 巻き爪・陥入爪
- 水虫
- 足のむくみ・疲れ
- タコ・ウオノメ・イボ
- 足のにおい
- 痛くて歩けない
自分で改善できることも結構あるので、もう少し足のこと考えてみましょう(⌒∇⌒)
足トラブルの原因は3つのアーチ
足には3つのアーチがある!
直立二足歩行ができるのは人間だけです。
猿やオランウータンもときどき二足歩行をしますが、腰をおとしたりひざを曲げたりしてバランスをとっています。
きれいにスッと立って二足歩行(直立二足歩行)ができるのは人間だけなんです。
その時に足の裏には全体重がかかり、かなりの負担がかかっています。
足の3本のアーチは、クッション代わりになってバランスをとったり、衝撃を吸収したりするという、人間が2本足で立つためになくてはならない構造なんです。
足の骨はアーチ状になっていて、これがクッションのように働いて体重をささえています。
縦(たて)アーチ2本と横アーチ1本があり、たくさんの骨がささえあってきれいなカーブを作っています。
内側縦アーチ
足の内側から見える「土踏まず」の部分のアーチをいいます。
外側縦アーチ
内側縦アーチと反対、小指側にある小さなアーチのことです。
横アーチ
足幅の一番広いところにあるアーチのことです。
足のアーチがくずれると?
体重をしっかり受け止められないので、足全体がゆがんでしまいます。
➡負担が特定の場所に集中するため、タコができたり外反母趾になります。
外側たてアーチがくずれて足の小指側に体重がかかり
- ➡ふくらはぎが外側にねじれる
- ➡ひざが外側に広がる(O脚になる)
- ➡骨盤が広がってゆがむ(便秘・腰痛になる)
- ➡背骨が曲がる
- ➡あごが曲がる(顎がく関節症になる)
いろんな体調不良の原因になっているんです。
さらにアーチがつぶれた分、足が広がってしまい靴が窮屈(きゅうくつ)になることが多いです。
最近太ったわけでもないのに、くつがどれもキツイの~
そんなことってある?
何か足トラブルをかかえてるのかも!
内側たてアーチがくずれると「扁平足(へんぺいそく)」になり、横アーチがくずれると「開張足(かいちょうそく)」になります。
扁平足(へんぺいそく)
扁平足(へんぺいそく)ってなったら困るの?
子どもの頃、走るのが遅いくらいにしか思ってなかったけど?
そうなんです。
子どもの頃の情報って、そんなもんでしたよね?(^▽^;)
扁平足(へんぺいそく)ってつまりは内側たてアーチがくずれて「土踏まず」がなくなった状態です。
足の衝撃を受けとめるクッションがなくなりますので、足が疲れやすくなり足や足首に痛みがでてきます。
アキレス腱が痛くなることもありますし、うまく蹴りだせずに「ペタペタ歩き」になる人もいます。
さらに進むと、いつも靴(くつ)があたるので外反母趾になったり、タコ・ウオノメができやすくなります。
内側縦アーチがつぶれると、足が内側(親指)側にたおれます。
➡小指が浮き指ぎみになり、X脚傾向になります。
➡土踏まずの側面がくつにあたるので、靴ずれをおこします。
こうなると足から身体全体がゆがんでしまい、腰や背中まで痛くなってきます。
足の長さがのびるので大きめのくつを選ぶようになり、つま先立ちがしにくくなっているはずです。
インソールでの修正の仕方
「土踏まず」がポッコリもりあがったくつを選んだり、中敷きを使用しましょう。
スニーカーなどはアウトソール(靴底)に工夫がされているものもあります。
「オーバープロネーション」に対応したくつはないか?店の人に聞いてみましょう。
オーバープロネーションとは?
足が内側(親指側)にたおれた着地の歩き方になること。
扁平足(へんぺいそく)になる原因
「親指のつけねで蹴りだす歩き方」ができていない事が原因です。
歩き方なんて意識したことなかったわ~
それがふつうです。(⌒∇⌒)
ですが扁平足(へんぺいそく)のおそれがあるのなら話はべつです。
いますぐ自分の歩き方をチェックしてみましょう。
足はまっすぐ前に出して(外またも内またもよくありません)➡かかとから着地しますが➡2歩目を出すと同時に1歩目は親指のつけねで蹴りだすことを意識しましょう。
重心はオレンジ線のように、かかとからつま先にむかって移動するのが理想です。
ですので靴底は下図のようにすり減るのがイイのです。
いつも体重がうしろ気味にかかっている人は、親指のつけねで蹴りだせていないと思います。
「浮き指」といって足指を地面につけずに歩いている状態です。
ハイヒールをしょっちゅうはいていると、指先が痛むのでこうなりがちです。
「浮き指」状態がつづくと、下肢前面(ひざ下の前面側)に力が入り、ふくらはぎに筋肉や脂肪がついて足が太く見えてしまいます。
ハイヒールをはくのは必要最小限にとどめ、足の指で地面をがっちりつかんで歩くようにしましょう。
子どもでもキチキチのくつをはくと指先が痛いので「浮き指」になり、扁平足(へんぺいそく)になることがあります。
カッコイイと思って買ったパンプス、つま先が痛くて痛くて…
エエかっこするのもラクじゃないわ~💦
そのパンプスどんなにカッコよくても、もうそのままはかない方がイイよ~
開張足(かいちょうそく)
開張足(かいちょうそく)とは、横アーチがくずれて足の幅が広く変形した状態をいいます。
どうして開張足になって、開張足のなにが悪いんでしょうか?
開張足(かいちょうそく)になる原因
原因のほとんどがハイヒールです。
ハイヒールをはくことで、足指に両サイドからも後ろからも上からもギュッと強い力がかかって、横アーチが悲鳴をあげてしまうのです。
女性だけではありません。
先のとがったスリムな革靴をはく男性も、開張足(かいちょうそく)になりますよ。
開張足(かいちょうそく)のサイン
長時間歩いていると、人差し指と中指のつけねあたりが痛くなり➡やがてココにタコ・ウオノメができはじめます。
横アーチがくずれることで足幅がひろがりますので、親指と小指も痛み出し➡やがて外反母趾(がいがんぼし)や内反小趾(ないはんしょうし)になります。
ここまでくると、りっぱな足の変形です。歩き方がゆがみ、身体がゆがんで健康寿命がどんどん短くなっていきます。
開張足(かいちょうそく)のインソール修正の仕方
きつめのハイヒールをはいている場合は、インソールを入れるとよけいにキツクなるので、小さなパッドで痛みをやわらげましょう。
人差指・中指のつけねあたりが痛む時、タコの真上にパッドを貼りがちですが、きつくてよけいに痛みます。
少しかかと側にズラしたところに貼りましょう。⇩
全体重がかかる大切な足ですので、たかが靴(くつ)・たかが足と軽く考えないでくださいね。
足親指の横が急にでっぱってきたんだけど、これっておばあちゃん特有のもんだょね?
外反母趾(がいはんぼし)って言うんだけど、お年寄特有のものじゃないよ(^▽^;)
外反母趾(がいはんぼし)とは?
足親指の関節が外側にとびだし、指は小指の方へ曲がった状態をいいます。
どうして外反母趾(がいはんぼし)になるの?
足の指を使わない歩き方をしている人がなるんです。
足の指を使わずに歩くなんて、できるの⁉
人は歩く時、たとえば右足を前にだしたら➡右足かかとで着地して➡左足の親指のつけねあたりで蹴りだして左足を前にだすのが理想なんですが~この蹴り出しが出来ていない人がけっこう多いんです。
どうして出来ないんだろう?
先のとがったカッコいい靴や、きゅうくつな靴をえらぶと、親指が痛くて蹴りだせないんだ
ラインでしめすと理想の体重移動はこんな感じ⇩
かかとからつま先への体重移動になります。
足裏全体で着地したり、外また・内またであるく人は足指を使えていません。
足指を使わずに歩いていると➡足の横アーチの筋肉が使われずにおとろえていき➡横アーチがつぶれて開張足(かいちょうそく)になります。
横アーチ
足の骨は3本のアーチ状になっていて、これがクッションのように働いて体重をささえています。
内側たてアーチがつぶれると扁平足(へんぺいそく)になり、横アーチがつぶれると開張足(かいちょうそく)になります。
外反母趾(がいはんぼし)は子どもでもなる?
ほとんどの原因は女性のハイヒールや男性の横幅のせまい革靴です。
ですがスニーカーばかりはいている子どもでも、足指を使わない歩き方をしていると外反母趾になります。(*_*)
足が大きくなっているのに窮屈(きゅうくつ)なスニーカーをはいていて、つま先が痛くなり体重が常にかかと側にかかってしまっているのが原因です。
子どもの足のサイズはどんどん大きくなっていきます。
つねに気にしてあげましょう(⌒∇⌒)
外反母趾って遺伝しない?
私がなってるから、子どももなるとか…
骨格やじん帯のやわらかさが親子で似ていても、変形そのものは遺伝しないので、靴や歩き方に注意してれば十分避けられるよ
外反母趾(がいはんぼし)の症状
足のでっぱった部分がくつにあたって赤く腫(は)れたり、痛みが出たりします。
歩く時に痛くて親指で蹴(け)りだせないため、足裏にタコができやすくなります。
外反母趾(がいはんぼし)のケア方法
外反母趾のケア方法は、重症度によって変わります。
第1段階
曲がっている親指を手をそえたり、自分の足指の力でまっすぐにもどせる状態。
解決!自分の足にあったくつを選ぶ。
- ヒールは5センチ以内:足が前にすべらないもの
- 足先がせまくない:指が動く程度にゆとりがある
- 甲ベルトがある:甲が圧迫されないもの
第2段階
自分の力ではでっぱった部分をもどせない状態
解決!自分にあったくつをはくとともに、ケアグッズを使ってみましょう。
外反母趾のケアグッズはけっこうたくさんあります。
自分にあったものを選ぶことがここでも大切になります。
できればこの段階までで、なんとかなおしてほしいです。
第3段階
くつをはかずに裸足(はだし)で歩こうとして親指に力を入れるだけで、親指が曲がるようになった状態です。
日常生活を送っているだけでも外反母趾(がいはんぼし)が進行します。
解決!自分にあったくつはもちろん、ケアの時間を増やして大切な足を守りましょう。
第4段階
親指が人差し指の下にもぐりこんで親指つけねの関節が脱臼している状態です。
こうなると歩行困難になり、手術を考えなければなりません。
あなたの全体重をささえる大切な足です。
くつがキツイだけ…と軽く考えずに足のケアをしっかりしましょう!
ねぇねぇまいちゃん~
こんな写真見つけたんだけど、こんな事ってあるの?
あ~ひどい巻き爪だね~(+o+)
でもこんなにひどくなくても、巻き爪になってる人はけっこういるよ
巻き爪とは爪のはしが内側にくるっと巻き込んだり、直角に折れ曲がったりした状態です。
巻き爪は治る
どうして巻き爪になるの?
巻き爪のしくみ
爪にはつねに上から「巻く力」がはたらいています。
同時に指からは逆方向に「広げる力」がはたらいています。
ふつうはこの2つの力のバランスがとれています。
ですが「巻く力」が強くなると巻き爪になってしまいます。
巻き爪になる原因
つま先を圧迫してしまう
- サイズが小さめのくつをはいている。
- 先の細いくつをはいている。
- ヒールの高いくつをはいている。
どれもつま先に必要以上の力がかかって、「巻く力」を大きくしています。
正しく体重をかけられない
立っている時:かかとや足の外側に重心がかかっていると足指が浮いた状態になり(浮指:うきゆび)、「広げる力」がほぼなくなって「巻く力」が強くなります。
歩く時:立つ時と同様に足の外側でけりだして歩くと、とくに親指の「広げる力」が弱くなって「巻く力」が強くなります。
これは立つ姿勢や歩く姿勢をなおさなければ、治療をしてもまたなってしまうという繰り返しになります。
陥入爪(かんにゅうそう)
陥入爪(かんにゅうそう)ってなに?
陥入爪(かんにゅうそう)は赤い矢印のところの爪が、身に食い込んだ状態をいいます。
これを巻き爪という人が多いのですが、厳密に言うとちょっとちがいます。
とても痛くてキズが膿(う)んでくることもあります。
くつをはくことがとてもツラくなります。
陥入爪(かんにゅうそう)になる原因
これはもう爪の切り方だけ間違わなければふせげます。
身よりも長い爪であれば陥入爪(かんにゅうそう)にはなりませんので、深爪にしないようにだけ気をつけましょう。(⌒∇⌒)
足の爪は切り方がとても大切
手の爪は長さや形にこだわることが多いですが、足の爪に関しては無頓着(むとんちゃく)になりがちです。
爪はのびていると「不潔」「だらしない」と感じる人がおおいので、ついつい切りすぎてしまうこともあるでしょう。
ですが足の爪は身よりも「長く四角く」切ることを忘れないようにしましょう。